2003年④

転勤して1年が経過すると、仕事にも、生活にもだいぶなれてきた。するとSARSが蔓延した。今のコロナのよう。でも、中国国内の話なのに、詳しい情報は入ってこない。発生源は広東省とのことで、身近に危険が迫った感じもしなかった。日本に帰りたい感情と、留まらなければならないと思う感情に揺れたことを思いだす。今もシンガポールで同じような状況にある。でも今は正直、守るものも増えて、日本に帰りたいとばかり考えている。昔は駐在員は親の死に目にも会えない覚悟で行くものだと言われていた。でも今はテクノロジーの進化で働き方も変わろうとしている。年を重ねると自分の生まれ育て上げた国こそ最もパフォーマンスを出せる環境だと感じてならない。

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転職ラウンジ

シンガポール在住のサラリーマンです。三回の転職活動と二回の海外勤務で経験したことを伝えます。